ハース アリーナ パッチ10.4について(前) 変更の詳細と考察
パッチ10.4において、闘技場に大きな変更がもたらされる事が公式からアナウンスされました。
変更点は、大きく分けると以下の二つです。
1.ドラフト時のシステム変更
2.闘技場専用カードの実装
1.ドラフト時のシステム変更
パッチ10.4以降は、ドラフト時に「相対的に強さが同等」な3枚のカードが表示されます。
今までは、同じレア度のカードの中からランダムに3枚が表示されていました。
そのため、選択肢に上がる各カードの強さが異なる事が多く、
「1枚だけ強さが突出していて、選択の余地などない」状況も珍しくありませんでした。
デザイナー達は、これではドラフトの楽しみが薄れてしまうと考えたのでしょう。
今後は「相対的に強さが同等」なカードが表示されるために、
「どれがあなたのデッキに最適かは、検討が必要」だとアナウンスしています。
シナジーやマナカーブ、他のカードとのバランスといった「様々な条件」を考慮する事で、「最適な一枚」を選択するドラフト特有の楽しみを拡大させる意図があるのでしょう。
この変更に伴い、「違うレア度のカード3枚」が並ぶようになります。
つまり、レア度は同じである3枚のカードから選んでいた現状とは異なり、異なるレア度のカードが並ぶ事が起こりえます。
ただし、レジェンドに限っては今までと同様です。
つまり、レジェンド3枚から選択する事になり、ほかのレア度のカードと同時に出現する事はありません。
また、1,10,20,30回目のカード選択においては今までと同様、レア以上のカードのみが出現します。
このように大きな変更を実施するに当たり、「最新拡張版のカードが出やすい設定は一時的に無効」になるとアナウンスされています。
また、その他既存の闘技場のルールに変更はありませんが、「バリューが低いカードは出にくく」なっていると言及しています。
パッチ10.4におけるこれらの変更は、ドラフト時におけるカード選択の楽しみを拡大する事はもちろん、カード評価する事に慣れていない初心者でも、中々のデッキを組む事を可能にすると考えます。
つまり、強さがほぼ同じであるカードから選択するために、必然的に致命的なドラフトミスはほぼ起こりえません。そのため闘技場に慣れていない初心者にとっては、ありがたい変更とも言えます。
一方、ランカーを始めとする上級者に対しても面白い変更でしょう。単に強いカードを取るだけではなく、デッキ方針や他のカードとの兼ね合いを考慮する必要性が増す事で、より実力が出やすいドラフト形式になったとも言えるからです。
もちろん、ここまで大きな変更がなされると不安要素も多くあります。
そもそも、何を基準として「相対的に強さが同等」と判断するかは明らかにされていません。今回の変更の根幹を担う部分とも言えるので、この点については注視が必要です。また、「相対的に弱いカード」のドラフトが続いてしまうとプレイヤーのやる気が削がれる事も懸念されます。
現時点での私個人の意見は、これらの変更は面白さと拡張性が期待でき非常に楽しみではあります。
2.闘技場専用カードの実装
上記のシステム変更に加え、パッチ10.4において闘技場専用カードが実装されます。
<ドルイド>
<ハンター>
<メイジ>
<パラディン>
<プリースト>
<ローグ>
<シャーマン>
<ウォーロック>
<ウォリアー>
これら闘技場専用カードの考察に関しては、次回の記事で詳しくする予定なので、今回は画像だけという事をご了承ください。(記事が長くなりすぎても読みにくいので)
次回の記事は明日更新予定なので何卒お願いいたします。
(3/11 追記)
闘技場専用カードについて考察と評価した後編の記事上げましたので、よろしければこちらの記事も合わせてお読み下さい。